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年齢を重ねると海外駐在への憧れはなくなる説。総合電機メーカーの元社員が考えてみた。

会社生活
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こんにちは。サラリマヌス(@SALARIMANUS)です。

30代にもなると学生時代の同級生や前職の同期が、海外駐在員として日本を旅立っていきます。

今から思えば、20代のころは多少の嫉妬というか、ちょっとした焦りを感じていました。

ただ今となっては心の底から「すごいなあ」とか「健康第一で」という気持ちがわいてくるようになりました。

これが”諦観の表れ”なのか”年の功”なのか分かりませんが、年齢による気持ちの変化というのは面白いですね。

という訳で、今回は「海外駐在への憧れ」について、アラサーになった今あれこれ思うことを書いていきます。

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年齢を重ねると海外駐在への憧れはなくなる説。

海外で仕事や生活する体力はありますか?いいえ、日本で仕事する体力もないです。

ビジネスパーソンに必要なスキルは何かというテーマは様々なビジネス書だったりで論じられてますけれど、社会に出てからというもの”意外と体力って重要じゃないか”と僕は思い始めました。

それはもう残業だとか休日出勤とかへの耐性にも直結するわけですが、やはり海外ともなると天候だとか治安だとか日本とは異なる環境が待ち受けているわけです。

そういった環境でもタフに働きぬくことができるかというと、多くの人にとってハードルが高い能力なのではと思います。

僕の場合は、空気が汚れていると頭痛に悩まされる体質だったらしく、某アジアの都市に旅行に行った際には本当に頭だったり喉が痛くなり「これは海外勤務なんて出来ないなあ」と思い至りました。

余談ですが、排ガス規制って言うんでしょうか?社会のエコへの配慮って重要なんだなって感じました。当たり前に自動車とかバイクの排気ガスが蔓延してる環境というのは、僕には本当に辛かった…

孤独耐性はありますか?いいえ、言うほどなかったです。

やはり海外で働くと日本との文化の違いに直面するわけです。

もちろん、海外旅行では文化の違いが楽しかったりするのですが、仕事の場合はどうでしょうか。

文化の違いを感じるってことは、刺激的でもありますが、ともすれば孤独感にさいなまれる場合もあるのではと思います。

例えば、”深夜までお酒の席にお付き合いするのが誠意”なんていう地域は日本にだって、依然としてありますよね(僕が前職で赴任した地域はそういう文化だった…)。

自分の常識が相手にとっての非常識なわけですが、これってかなり辛いです。

ところで、海外駐在している知人に聞いたのですが、こういう感じで海外駐在が辛くなった場合は、日本人と時間を共に過ごすのが一番らしんですが、自分の成長を考える場合は少し我慢するそうです。

例えば、日本人といると英語を話さなくなるので、結局駐在中に英語が身につかないとか、そういうデメリットがあるそうです。

本当にストイックですよね。

私生活の人生設計は大丈夫ですか?いいえ、まだ独身なんです。

意外とこれがクリティカルな問題らしいのですが、駐在の時期によっては結婚などのライフステージのタイミングを逸してしまう人もいるのだとか。

確かに、海外赴任の辞令を受け取った知人が増えたのってアラサーになってからですから、この年齢から数年は海外に行くとなるとパートーナーと出会う機会を失う可能性がありますよね。

実際、「海外赴任は結婚が決まってからにして欲しい」と上司に相談した友人もいますし。

もちろん現地でも出会いはあるそうなんですが、狭い日本人コミュニティですから、色々とリスクが高まるんだと思います。

とはいえ、人生の優先順位は人それぞれですから、特段に僕が言うべきではないのかもしれませんが、こういうライフステージのリスクについて、友人から聞いたり考えたりするようになったのも、年齢を重ねてきたからなんだと思います(笑)

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海外駐在は僕には勤まらない。

改めて自分で読み返してみると、海外駐在員を悔いなく楽しむというのは、もの凄い才覚なんだと、僕なんかではとても勤まるものではないなと思いました。

しかしまあ、僕も学生の頃は人並みに海外で働くことに憧れたものです。

我ながら恥ずかしいのですが、パリッとしたスーツに身を包み、カフェで買ったコーヒーを片手に異国の高層オフィスで、かっこよくプレゼンする自分の姿を思い描いたものでした(笑)

まあ、海外ドラマの「スーツ」でも観て、海外で働く感を味わうくらいが良いなのかもしれませんね。

最後まで読んで頂いた方、ありがとうございます。
ゆっくり急げ(アウグストゥス:初代ローマ皇帝)

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