こんにちは。サラリマヌス(@SALARIMANUS)です。
オーディオブック『伝わるのは1行。』のレビューです。
本書は、キャッチコピーのテクニック本を元に作成されたオーディオブックです。
ちなみに、キャッチコピーというのは「そうだ、京都に行こう。(JR東海)」みたいな商品やサービスをPRする文章です。
「伝わるのは1行。」を聴了。コピーライターの著者が明かす文章本。ブログ執筆の上達を図るべく聞いてみた。オーディオブックを楽しめたのは本書?が初めてかもしれない。https://t.co/jsoVDekzZF
— サラリマヌス (@SALARIMANUS) May 13, 2020
一言レビュー:文章が上手くなれるかも、という希望が持てた
個人的な満足度 :8/10
労働をしたくなる度 :3/10
辞表を出したくなる度 :8/10
情報があふれる現代、伝えたいことをより理解してもらおうと、長文でアピールしても隅々まで読んでくれる人はいません。
2行以上の情報は、基本的に読み飛ばされてしまうといっても過言ではないのです。
こんな時代に自分の言いたいことを相手にきちんと伝えるために必要なのは、
見た瞬間に直感的に理解でき、なおかつ「面白そう」「自分に関係ありそう」と思ってもらえる、簡潔でわかりやすく、気の利いた表現で伝えること。本書では、コピーライター一筋30年の著者が、それを“わずか1行”で実現する方法を解説します。
引用元:伝わるのは1行。 / 田口まこ
ブログ運営をしていて、思うことがあります。
「文章が上手くなりたい。」←切実
一流の作家って、上手な文体というか、特徴ある文体とかありますよね?
そういうのを身に付けたい・・・
司馬遼太郎も「自分の文体を作り上げるまでが大変」と言っていました。
というわけで、「ライティング本でも読んでみるかー」と思っていたところ、Audibleのオススメで本書が推薦されていた次第です。
言葉を磨けば、名文を作れる?
キャッチコピーというのは思いつくもの。
センスあるクリエーター的な人が、パッと閃くというイメージを持っていました。
しかし本書では「言葉を磨く」というプロセスを通して、普通の文章をキャッチコピーに置き換えていくテクニックが紹介されています。
言うなれば、キャッチコピーを作るための文法・構文といった感じです。
色んなキャッチコピーを例にテクニックが解説されるので、飽きずに理解できます。
シズル言葉で感覚に訴える?
シズル言葉って知ってますか?
「飲食の欲求を喚起する言葉」らしいのですが、僕は知りませんでした。
例えば、「生チョコレート」や「生ビール」の”生”という言葉です。
”生”と付くと何でも美味しく聞こえますよね?
そういう魔法の単語が存在しています。
本書では代表的なシズル言葉の紹介と解説がなされています。
言われてみれば、「あの商品もシズル言葉」「このサービスもシズル言葉」となります(笑)
女心は「幸せ・胸キュン・オンリーワン」で攻略せよ
本書のおまけなのですが、著者による女性向けのマーケティング入門の話も収録されています。
色々とエピソードありましたが、特に少女漫画の話が面白かったです(笑)
曰く、少女漫画のコンセプトは「幸せ・胸キュン・オンリーワン」になる必要があるとか。
ジャンプの「友情・努力・勝利」との対比が爆笑でした。
ちなみに僕の↓記事の分析なのですが、「いい線いってるじゃん」と自信を深めました(笑)
まとめ
本書は「文章を上手くなりたい人」にとって、楽しく学べる本(オーディオブック)です。
ブログやSNSだけでなく、仕事での企画書や報告書を書くのにも役立ちそうな内容でした。
また僕がオーディオブックを満喫できた最初の本となりました。
ある程度、内容がカジュアルな方がオーディオブック向きなのかもしれませんね!
それにしても、文章が上手くなりたいです。
『伝わるのは1行。』をきく。|Audible 30日間無料トライアル
最後まで読んで頂いた方、ありがとうございます。
ゆっくり急げ(アウグストゥス:初代ローマ皇帝)
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