これは不動産投資本ではない。80年代生まれの普通のサラリーマンが資産家になるまでの自伝だ。

本・漫画

こんにちは。サラリマヌス(@SALARIMANUS)です。

思うところがあり、僕は不動産のジャンルを勉強中なのですが、本書は積読していた蔵書の一冊になります。たしか「27歳で1億円を稼ぐ」というキーワード(本書を買った当時の僕は20代後半だった。)に魅かれて、ジャケ買いした本だったと思います。

「不動産は初学だし、難しくなさそうな本が良いな」という独断と偏見で本書を読み始めたのですが、いやいや、どうして…といった感じで、本書には同世代の人物が裸一貫で資本主義と向き合い、成功するまでの哲学、姿勢、物語が記されていました。(僕はどうしてあんな無駄な時間を…と思ってしまいます。笑)

賭けない投資―27歳のサラリーマンが、わずか3年で1億円の現金を作りあげた方法

ちなみに、本書は著者のエピソード(不動産を取得してインカムゲインあるいはキャピタルゲインを得るまで)を中心に記されており、本来の目的である「不動産関係の基礎知識」についても丁度いい難易度で学ぶこと出来ました。

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著者の中邨 宏季氏とは何者か?

本書は完全にジャケ買いだったため、僕は著者の中邨 宏季氏を存じている訳ではありません。本書では著者がサラリーマン時代に副業で不動産投資を始め、試行錯誤し、成功するまでのエピソードが記されています。(なんと後半ではインドネシアの不動産にも投資し始めます。)一見、何とも豪快な人生の駒を進め方ですし、不動産業界らしいダイナミックなストーリーではあるのですが、リスクを計算しながら着実に進めていたり、不動産投資の本を出版していながら出版当時の市況での不動産投資を勧めないスタンスから、いわゆる僕が知るようなエネルギッシュで攻める不動産業界の人とは違う印象を抱きました。

なお現在は起業家になっているみたいです。日経にもインタビューされているみたいなので、起業家としても活躍されているのでしょうか。同じ「1980年代生まれ」なので、現在は何をされているのかちょっと気になるところです。

不動産投資を始めてちょうど3年、私のような普通の人間でも1億円以上の利益を出し、すでに不動産の借入はゼロ。今では、無借金で会社を運営するまでになった。

不動産投資の醍醐味とは何か?

随所に出てくる著者の勝負論なのですが、まるで「孫氏の兵法書」のような書きっぷりで、個人的にツボでした。この辺りの生生しさが不動産の醍醐味なのかもしれません。サラリーマンの仕事は処世の要素が強くなってきますし、株式などの資産運用は個人投資家の人智が及ばないところがあります。ただ不動産という実体を持つ商品を扱う場合は、戦略・戦術で戦局を変えられる面白さ(怖さ)があるのでしょうか。

私の投資に対する考え方は、できる限り戦う前に勝つこと。そして、それを継続することだ。

ほとんどの人が動いている時に、別の場所で着々と準備をし、ほとんどの人が動きを止めた時に全力で動く。

経済的自由の先を見据える。

常夏のリゾートで、時間に縛られることなく、好きな仕事と向き合う。僕たちサラリーマンが渇望するような状況なのですが、筆者は価値はないと喝破しています。もちろん、筆者も最初は楽しかったと言っているのですが、やはり仲間と商売をして顧客に喜んでもらうのが楽しいのだと言い切っています。この辺りの思いが、現在起業家をされている背景なのかもしれませんね。僕自身もある程度の資産を蓄積したら、商売の世界にチャレンジしたいと思っているので、大変共感することができました。

一人ぼっちで成功する人生は価値などない。インドネシアのロンボク島やバリは常夏リゾートであり、そこで一人、バリの町をブラブラと散歩し、パソコン一つ持ってビーチ沿いにあるカフェに入り、仕事をするという日常を当たり前に送る。もちろんノルマもないし…(略)しかし、そんな生活を手に入れてしまえば、特段の満足は得られなくなってしまった。

本書の学び・気づき

本書は、不動産本・勝負本・(個人的には)同世代のドキュメンタリー本という3つの楽しさがありました。また僕はまだ経済的自由を達成できてないですが、いつの日か著者のように資産を築きたいと改めて初心を思い出せてくれる本でた。


最後まで読んで頂いた方、ありがとうございます。
ゆっくり急げ(アウグストゥス:初代ローマ皇帝)

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